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小児科の門前薬局の薬剤師 [子育て支援]

私が保育士の資格を取った(正しくは、保育士の勉強をした)のは、小児科の門前薬局で勤務しているときに、子供に関する知識のプロはどんな人たちか?を考えたからでした。

医薬品のプロが薬剤師なら、子育てのプロは保育士、ということです。

知り合いの保育士に資料を準備してもらい、少しずつ勉強しました。
どうせなら受験したら?ということで、保育士試験を受験しました。

子育て関連の知識を得たことで、親御さんに対して助言できることが増え、服薬指導の幅が広がりました。

小児科の門前薬局は、勤務薬剤師には精神科の門前に次いで不人気の職場と言われています。
調剤の手間がかかるうえに、兄弟や親と一緒に複数の処方箋を持ち込まれて、患者を待たせているプレッシャーの中で調剤をしなければいけない場面が多々あるからです。

経営者にもあまりうれしくない案件で、使われる薬の種類が少なく、しかも安価、さらに処方日数も短いので、あまり利益がでません。
また、両親が仕事を終えた後、要するに夕方からが混雑するので、職員の残業が発生します。

職員の負担を承知の上で人員を配置しなかったり(ある時間混雑するだけで、受付処方箋の枚数としては多くなかったりするので)、残業したくないパートさんが正社員に後を押し付けて帰ってしまったりで、結構ブラックな感じになります。
そこでもちゃんと仕事をしてくれている薬剤師さんは、意識の高い人の割合が多いです。

大学が6年制になって以降は変わってきましたが、以前は職に困らなくてしかも高給と、特に女性に人気の資格だったので、高齢の薬剤師ほど職業意識の低い人の割合が多い業界です。

あえて小児科でしっかりと仕事をしているというだけで、何かひとつのハードルを越えている人達というわけです。
他の科の薬剤師を否定するわけではありません。職業人としての条件の一つをクリアしている人であることが、確率論として高いと言うことです。

私のように保育士の資格まで取得する人はマイナーだとは思いますが、親御さんの子育て相談に十分答えられるだけの知識を持った薬剤師は、小児科の門前薬局には結構います。

気になることがあったら遠慮なく聞いてみましょう。期待以上の答えが返ってくるかもしれません。
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